1991年創立と比較的新しいワイナリー。「ベッラヴィスタ」で18年間、長きに渡り栽培・醸造責任者を務め、その名声を確立した立役者といわれるロベルト・ガッティ氏の情熱の下、わずか5haの畑からスタートしました。 氏の哲学である「エレガンスとフィネス」が最大限に表現された素晴らしい味わいは、創立後間もない時期より評判となり、1997年の「サテン」がガンベロ・ロッソでいきなり最高評価3グラスを獲得(1999年でも再度獲得)。さらに、「3グラスのフランチャコルタの中で一番素晴らしい」「ベスト・バイ・フランチャコルタ」と評価されるなど、注目を浴びるまでになりました。 フランチャコルタの名声を築き上げた職人 フランチャコルタのベテラン職人。無口で働き者で、「頑固職人」を絵に描いたような性格。生まれも育ちもフランチャコルタ、そして仕事もフランチャコルタという根っからの地元人。 23歳で、著名なフランチャコルタの生産者「ベッラヴィスタ」で醸造・栽培の責任者に抜擢され、家族でベッラヴィスタに住み込みながら、およそ18年間、その高い品質と名声を築き、そして支えてきた経歴を誇ります。 フランチャコルタ歴は40年を超える長い経験になり、フランチャコルタというワイン自体の、瓶内2次醗酵を始めてからの経験・歴史がそれ程ない頃から、彼は、自身の経験と勘、そして自分の舌を信じてここまできました。自社のワイナリーだけでなく、フランチャコルタ地区の礎を築いたともいえる人物です。 |
■驚くほどの上品さ。澄み切ったフランチャコルタ フェルゲッティーナのフランチャコルタには明確なスタイルがあります。それは ・純粋さ ・熟成美 ・繊細さ、上品さ 彼らが理想とするスタイルを実現するため、いくつもの信念を彼らは掲げ、実践しています。 【1】通常のフランチャコルタ生産者はフランチャコルタを造る際、「白ワインとして完成されたもの」を選択しますが、フェルゲッティーナでは瓶内二次醗酵をする前にタンクを選別する際、酸度が高いものを選ぶ。長期熟成を経て、結果フェルゲッティーナの素晴らしい品質のフランチャコルタになるため。 【2】通常のブリュットにしろ、門出のリキュールにしろ、ヴィンテージをまたいで醸造することは絶対行いません。 【3】良いヴィンテージならどの生産者でもそれなりの品質のワインを造るが、悪いとされるヴィンテージでも本当においしいワインを造る。 【4】とにかく自分達が納得できる上品、かつ繊細なワインを造る また、コストパフォーマンスに優れていることも彼らのワインを特徴付けています。 「他のフランチャコルタではヴィンテージものは高いのに、何故フェルゲッティーナはこんなにもリーズナブルなのか?」という質問に対して彼らは 「私達が造る全てのフランチャコルタには区別がなく、どれも本当に良いものを目指して造っています。ブリュットもエクストラ・ブリュットも、キュヴェは違えども、収穫されるブドウのコストやボトルをはじめとした資材の価格、その他諸経費はどのワインも同じです。違うのは熟成にかかる保管コストだけなんです。」 こんなところにも正直さを隠さない。フェルゲッティーナのワインは、純粋な心を持った家族愛が詰まったフランチャコルタなのです。 |
■アジィエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナ フランチャ・コルタ サテン [NV] 他のカテゴリーのスプマンテとは一味違うフランチャコルタのフィネスを最大限に表現した逸品。 サテンは、瓶内熟成36ヶ月を行い、食中酒を意識した仕上げで、ガス圧は低く4気圧ほど。それだけに原酒自体の味わいの上質さ、泡立ちの繊細さが強調され、食材は魚~肉でも幅広く、日本料理にも合わせられるフランチャコルタです。 フェルゲッティーナは特許取得している特殊なピラミッド型のボトルを採用しています。このボトルは、滓と触れる面積を広げ熟成による味わいにコクと旨味を一層深く感じることができるよう、細かく計算された形状になっています。泡立ちもきめ細かく、非常に洗練された余韻の長いフランチャコルタに仕上がります。 蜂蜜のような香りや酵母香が心地よい。洋ナシや白い花の華やかな香りも魅力で、ふくよかさの中に優しさがあります。泡立ちは強すぎず、上品さと繊細さが全面に現れた素晴らしいサテンです。 【産地】イタリア/ロンバルディア 【使用品種】シャルドネ100% 【醸造】瓶内二次醗酵/ステンレスタンク&約3%オーク樽(仏産が多い、225L、古樽)醗酵/MLFなし/醗酵容器で約6カ月熟成 【熟成】デゴルジュマンまでの瓶内熟成 36カ月 【タイプ】白スパークリング・洗練された辛口 |