ボルドーシンデレラワインの1本として知られる「ル・パン」。数々の評価に彩られた、怪物ワインとして現在、20万近くの価格での取引・・・飲むにはかなりお高いワインとっなってしまいましたが、そんな“ル・パン”の魅力をより安価でお楽しみ頂けるワインがあります。
ル・パンを手掛ける、ティエンポン家と凄腕コンサルタントである、デュルノンクール氏が手掛ける「小ぶりなル・パン」といえるのが“シャトー・ピュイグロー”。 小ぶりとは言えども、このワイン抜群の評価を得ており、フランスで最も権威あるワイン評価誌であり、大変厳しい評価で知られる“ル・クラスマン”で、9点獲得(滅多に出ない高い評価)した事で一躍注目のシャトーとなった訳です。ちなみに、ピュイグローが9点獲得した2001年は、ル・パンやボルドーを代表する数々のシャトーが8.5点だった為、完全に大元を食った形に。 |
■蔵元:シャトー・ピュイグロー(Chateau Puygueraud)
シャトー・ピュイグローをティエンポン家が所有したのは1946年の事で、所有直後このシャトーは、完全に荒廃していたのですが、それから30年の歳月を掛けて畑・シャトーを立て直し、本格的にワイン造りを始めたのが70年代後半。 それから更に数年、ファーストヴィンテージである1983がリリース。 所有から、初出荷まで40年近くの歳月を掛けた訳です。 世に知られるきっかけとなったのは、ル・クラスマンやロバート・パーカー氏による評価ですが、90年代後半から、抜群のワインを仕上げており、その味わいは“サンテミリオン・グラン・クリュクラッセ”、“メドック・グラン・ヴァン”などに匹敵すると言われています。 |
■シャトー・ピュイグロー[2012]
濃いボルドーワインの定番中の定番となったピュイグローですが、こちらは10年熟成により、リッチな風味はより奥深くなり、味わいはもちろん重厚。 それでも、ピュイグローの若いヴィンテージにある“厳しい渋味”は、熟成でこなれ、力強さがありながらも、通りがよく、飲んで素直に美味しいと感じっせてくれます。ヴィンテージも優れた2012年! 【産地】フランス/ボルドー 【格付】A.C.ボルドー・コート・ド・フラン 【使用品種】メルロ80%、カベルネ・フラン15%、マルベック5% 【熟成】オーク樽12ヶ月〜16ヶ月間 (新樽比率40%、1年樽30%、2年樽30%) 【タイプ】赤ワイン・へヴィタイプ |